神待ちガールフレンズ /戯曲
今夜 あたしと一緒に
寝てください。
職と家を失った三十路目前の男・クレナイが出逢ったのは、ウソツキな家出少女・青。
町の界隈で繰り返すスリ・売春・万引きで生計を立てている青は、
横になって眠れる宿とまともな食事を恵んでくれる「神サマ」を探していた。
八百屋や主婦や変態男や警官やらから逃げる彼女の逃走劇に巻き込まれて走るふたりに
芽生えたものは、恋心? それともただの吊り橋現象の高揚感?
クレナイが人を愛せない理由とは? 青が人を信じられなくなった理由とは?
時は遡って昭和60年。幼い少年は毎日、食事代として五百円札を握らされて、家から放り出されていた・・・・・・。
売春、虐待、恋心、在日問題、親の愛、偽りの記憶。
同じ痛みとコンプレックスを抱えた男と少女が、人の愛と男女の友情のあり方について問う、
エロと哲学とアイの物語。
──真実の出来事は、案外、逆だったりするんだよ。
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手のひらの孤独 〜悩みと幸福の理想論 /小説
愛情の温度差を感じ始めた同棲カップル。
相手との距離感を図りかねている恋人同士。
友達以上恋人未満の会社の同僚。
3組の男女が織り成す、誰にでもある恋の悩みと、男女のすれ違いと、小さな幸せについて考える、短篇オムニバス物語。
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POST CARD /イラスト
ふつうに絵ハガキを出そうと思っています。
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